※本投稿は、以前のブログである『ぶっくぶっくに溺れて』から再掲しているものです。
<オリジナル投稿 2019-04-01 19:39:02 >
――この作品は、絶対に世に出さなければならない。そしてそのためには、会社の事業部門のひとつとしてではなく、出版社を設立して、本気で取り組まなければならない――
そんな文芸作品に、出会ってしまいました。
そして、本日2019年4月1日、株式会社opsol bookという、小さな出版社を設立しました。
以前このblogで、”幸せな本”について記載しましたが、内容を加筆修正し、改めて、以下に記したいと思います。
* * *
・真剣に筆をとる著者がいること。
・真摯にぶつかり合う編集者がいること。
・出版したいと強く想う出版社がいること。
・内容を真に象徴するタイトルが付されていること。
・想いを深く理解した装丁家がいること。
・全ての文字と真正面からぶつかり合う校閲家がいること。
・喜びを分かち合ってくれる印刷・製本業者がいること。
・たくさんの人の手に届けたいと願う書店員がいること。
そして、たくさんの人に、読まれること。
* * *
出会った作品を、”幸せな本”として世に送り出せるように、一心に前に向かって進んでいきたいと思っています。
大きな資本力はありません。
ベテラン編集者もいません。
出版業界にネットーワークがあるわけでもありません。
ただ、子どもみたいな気持ちが、あるだけです。
本が売れない、と言われる時代です。
本好きだけに、そういった事情はいつも実感としても感じています。
普段経営に携わっている私は、こう言います。
「このご時世に出版事業を始めるなんて」
しかし、幼い頃から本に触れ、人生を本とともに生きてきた私は、こう言うのです。
「こんなご時世だからこそ、出版事業を始めなければならないんだ」
どうせ子どものような気持ちしかないのなら、いっそ子どものように、ただ成長していきたい。
皆様、株式会社opsol bookを、どうぞよろしくお願い致します。
私が冒頭のように感じた作品は、本年夏に刊行するべく、準備を進めています。
タイトルや内容について、ご紹介できる段になったらぜひご紹介させていただきたいと思っています。
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